あたしの肩の辺りに、凌が顔を埋める。


凌の息が、耳にかかって

凌の唇が、首筋に微かにあたって

凌の腕が、あたしのウエストあたりで交差して

凌の胸が、背中に密着する。



それは
すごく

あったかくて
やさしくて
心地よくて
安心できて。


でも一方で、上がり続ける体温と、激しさを増す鼓動。

体の奥がジン・・・とするほど、甘ったるい空気と沈黙。