“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「ここの店。
ほんと、うまいんだよな」


凌はお店のドアを開けながら、ウキウキした声でそう言って、


「遥は、何にする?」


アイスのずらっと並んだケースをのぞく。


その様子が、ちっちゃい時と同じで、


“凌、かわいい~”


あたしの胸は、きゅんきゅん高鳴る。