実は、冷房より、心の不安でブルブル震えていたあたしを見下ろし、
「だったら・・・」
何も知らない凌が、あたしの両腕から腕を引き抜いた。
「え?
嫌っ・・・」
凌の腕を追っかけて、手をのばしたあたしに、
「こうした方が、あったかいって」
凌はあたしの頭を撫でながらそう言って、その手を下ろし、あたしの肩を抱くようにして、二の腕のあたりをさすってくれた。
「だったら・・・」
何も知らない凌が、あたしの両腕から腕を引き抜いた。
「え?
嫌っ・・・」
凌の腕を追っかけて、手をのばしたあたしに、
「こうした方が、あったかいって」
凌はあたしの頭を撫でながらそう言って、その手を下ろし、あたしの肩を抱くようにして、二の腕のあたりをさすってくれた。

