きゅっ。


凌の手を強く握ってみた。



「ん?
どーした?
遥?」



一瞬心配そうな瞳をして、



「あー。
わかった。
大丈夫だって、遥。
学校一日くらいサボったって、怒られやしないって」


くすくす笑う凌。


「それに、勉強が心配なら、オレがみっちり教えてやるから、大丈夫」