“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「バーカ」


くすくす笑いながらそう言って、


「それに、あれ。
オレのじゃねぇし」


鏡の中の赤い顔に、つぶやいた。


「春山が。
誕プレだって、オレに押し付けたんだよ。
ほんと、ワケ、わかんねぇよな?
あいつ。」



その瞬間。


「え?」


それまで恥ずかしそうにうつむいていた遥が顔を上げ、
鏡越しに、オレに視線を合わせた。