「あー! みっともねぇ!!」 オレは、店内で椅子の一つををガタっと引き出し、 片足を立てて、椅子に座った。 「ふぅ・・・」 浅いため息をつきながら、こめかみに手をあて、 遥の使っているシャワー室に目を向け、 さっきまでのことを反芻する。 ・・・ほんと。 めちゃくちゃだよな、オレ。 口の端に浮かぶ苦笑。 ガキか!っつーの。 チッ!っと無意識に出る舌打ち。