「・・・でも・・・さ」 凌は苦しそうに顔を歪め、あたしを抱きしめる腕をちょっと緩めて、 「こんな事。 しちゃ・・・いけねぇよな。 ・・・ごめん・・・」 あたしの腕を掴んで、 凌自身の体から、あたしを引き離し、 「遥は・・・さ。 征と・・・付き合ってるんだもんな」 そう言って、あたしの唇をバスタオルでぐいぐい拭った。