“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「あ・・の。
凌。
ちょっと、待って」


「はぁ?
無理。
待つ余裕ねぇし」


「でも・・・」


「遥」


凌はレストランの中、
奥へと進んでいた歩みを、
ため息と共に止め、
ちょっとムッとした顔で振り返り、


「いくら大事な“おさななじみ”でも。
聞けるわがままと、
聞けないわがままがあるぞ?」


諭すようにそう言った。