“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

オレはシャツのポケットから、
去年遥に渡した“あのネックレス”を取り出し、
光にかざした。



・・・なんて。


まさかな。


そんなわけ、ねーよな。


オレ

都合のいい“夢”みすぎだろ?



苦笑するオレの耳に、
耳障りなケータイのジージーという音が響く。