“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

・・・はいはい。
・・・もう、どうでもいいよ。



ため息をついて、
立ち上がろうとしたオレに、



「でも。
遥ちゃん。
変なこと言ってたよ?」


由奈が、オレのシャツの袖をつまんで、
座らせる。


「聞きたい?」


由奈はニヤッとイヤらしい笑顔を浮かべ、


「聞きたいなら・・・」


生意気そうな顔をして、
オレに手を差し出す。