“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「そしたらさ。
遥ちゃん。
将来は。
サッカー選手の彼女
・・・ってことになるかな?」


ひとさし指で、
鼻の下をこするなんて、
キャラとは違った行動をして、


「あ。
そうだ!
今度の試合見に来てよ」


あたしの肩を抱き寄せた。


「そしたら、俺。
絶対試合に出るからさ!
1年でレギュラーなのは、
凌だけだけど。
遥ちゃんが来てくれるなら・・・」


そこまで言って、
あたしの肩を離した長谷川くん。