「長谷川くん。
本当にサッカー好きなんだね」
そんな子供みたいな長谷川くんがほほえましくて、
ニコニコしたあたしに、
「んー。
内緒だけど。
遥ちゃんには、
教えちゃおうかな」
長谷川くんは分厚い本をひっぱり出してきて、
「これ。
小学校の卒業文集。
実は俺の夢。
この頃から、ずっと。
“サッカー選手”なんだよね」
みんなが将来の夢を語るそのページ。
“世界でかつやくするサッカー選手”
長谷川征
一生懸命書いたことがうかがえる、
その文字を、
嬉しそうに指さした。
本当にサッカー好きなんだね」
そんな子供みたいな長谷川くんがほほえましくて、
ニコニコしたあたしに、
「んー。
内緒だけど。
遥ちゃんには、
教えちゃおうかな」
長谷川くんは分厚い本をひっぱり出してきて、
「これ。
小学校の卒業文集。
実は俺の夢。
この頃から、ずっと。
“サッカー選手”なんだよね」
みんなが将来の夢を語るそのページ。
“世界でかつやくするサッカー選手”
長谷川征
一生懸命書いたことがうかがえる、
その文字を、
嬉しそうに指さした。

