“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

・・・・・。


ここ
本当に
長谷川くんのお家?



微妙に眉をよせて、
首を横に傾けたあたしに、


「ハコだけ気取って作っても、
仕方ないのにな」


長谷川くんは自嘲気味に笑い、


「自慢の家のくせに。
ちっとも家に寄り付きゃしねぇ」


汚い言葉で、
吐き出すようにそう言って、


ガチャリと冷たい音を響かせ、
カギを閉めた。