“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「遥ちゃんの手。
ちっちゃくて、カワイイ~♪」


そう言って。


思わず“愛しい”と思うくらいの優しい笑顔で、
つないだ手を見下ろす長谷川くん。


長谷川くんて。
・・・本当に素直な人なんだな。


こんな笑顔を向けられたら、
断れないよ。


そう思うあたしに。



「ねぇ。
遥ちゃん。
一回、恋人つなぎしてもいい?」


長谷川くんは、
おねだりするように、
そう言って。



あたしの返事なんか待たずに、
指を交差するように、
キュッと絡めた。