“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「・・・ありがとう・・・」


こんなあたしを好きになってくれて。


「ありがとう・・・」


いつもストレートな気持ちをぶつけてくれて。


「ありがと・・・」


あたし。
そんな長谷川くんを好きになりたい。


「ありが・・」


もう一度繰り返そうとしたあたしの口を、大きな手ですっぽり覆って、あたしの言葉を止めてから、


「あーあ!」


長谷川くんはその手を自分の顔に持っていき、顔を覆って、天井を向いた。