“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「俺。
ご褒美がないと
もう
やる気でない」


突っ伏した腕のすき間から、甘い瞳をあたしに向ける。


「だから。
せめて。
今日の夕方の勉強は。
図書館とかじゃなくて。
・・・俺の部屋でやらない?」


誘うような瞳に
甘さをいっぱい浮べて、


「遥ちゃんと。
二人っきりになりたい」


長谷川くんは、
そう口を動かした。