“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「あーあ。
凌がウダウダしてるから、
征に先越されちゃったんじゃん?」


狭い部室。


腰を下ろすオレの隣で、
器用にリフティングしながら、
宏が無神経な言葉を口にする。


「もう、遥ちゃん。
取り返せないかもね~」


「・・・っるせぇ。
宏」


「へへ~んだ。
凌。
そんな顔したって、全然怖くないよぉ」