“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「あーもー。
遥ちゃんさ。
そんなに驚かなくても・・・」


長谷川くんは苦笑と共に、髪をかきあげ、


「そんなの見てればわかるって」


寂しげに、ポツンとつぶやいた。




・・・うそ・・・。



長谷川くんの言葉に、
頬が赤くなるのを止められなくて、
両手で頬を覆ったあたしに、


「勉強だけじゃなくて。
サッカーだけじゃなくて。
遥ちゃんにこんなカワイイ顔させる凌に。
・・・嫉妬」


長谷川くんはあたしのおでこを、
グーにしたこぶしでコツンと軽く叩いた。