“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「何?」


あたしの視線に気づいて、
長谷川くんが椅子ごとあたしに近寄る。


右手を机に、
左手を椅子の背にかけられて、


「う・・。
ううん。
なんでもない」


居心地が悪くて、
由奈ちゃんにもらったカワイイシャーペンをカチカチしてごまかそうとしたけど、


「遥ちゃん。
何?
言って」


長谷川くんはあたしの横顔を見つめたまま、
動こうとしなくて。