目にいっぱい涙をためていた遥は、

オレの言葉を聞いて、その涙を溢れさせ、


「ごめん。
うそ。
なんでもない」


顔を両手で覆った。



「あの。
あたし・・・。
・・・長谷川くんと付き合うことになって・・・。
でも、キスとかしたことないから不安で。
だから・・・」



オレと“練習”したかったってワケか。

ふざけんなっ!!!