“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

そんな自分勝手なことを考えて、
ボーっと一点を見つめるあたしに、


「遥さ。
理系編入したい位、数学が好きなら。
あんな点、取るなよな」


納得いかないって顔をしながら、
凌が大げさにため息をつき、


「それにしても。
この学校。
いつも、保健室に先生いないよな?
こんなんでいいのかよ」


カーテンで仕切ってあるから見えないけど、
ドアの方をチラっと気にする。


「こんなんで。
大事な“おさななじみ”の遥が襲われたら、どうしてくれるんだ!って話だよな?」


軽く笑いながら顔を戻し、
優しいまなざしをあたしに向けた。