“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「いや・・。
悪いっていうか・・。
その・・・。
凌。
・・・今の・・・聞こえた?」


「そりゃ聞こえるだろ。
あんだけ大きな声で叫べばさ」


凌はあきれたような声を出す。


「・・・凌。
・・・授業は?」


「誰かさんと同じで、サボリ」


「あ・・・あたしは、サボリじゃないもん。
・・・胸苦しくて・・・」


そう言って、スーハー・・・無駄に大きく深呼吸してみせるあたしに、


「遥。
それを言うなら、心苦しいの間違いじゃね?」


凌はクスっと笑い声をあげて、
綺麗な歯を見せて笑い、
あたしに近づいた。