「あたしにはさ。
あんな風に、誕生日を祝ってくれる優しい家族なんていないし。
そばでいつも見守ってくれる優しい“おさななじみ”もいない。
助けてくれるクラスメートもいないし、
ちょっかい出してくる勇気ある男もいない。
だからさ。
だからこそ。
友達でも、
好きな男は譲れないし、
好きな男に愛されたい」
まっすぐに
ひたすら、まっすぐに
言葉を紡ぐ綾香が、羨ましかった。
あんな風に、誕生日を祝ってくれる優しい家族なんていないし。
そばでいつも見守ってくれる優しい“おさななじみ”もいない。
助けてくれるクラスメートもいないし、
ちょっかい出してくる勇気ある男もいない。
だからさ。
だからこそ。
友達でも、
好きな男は譲れないし、
好きな男に愛されたい」
まっすぐに
ひたすら、まっすぐに
言葉を紡ぐ綾香が、羨ましかった。

