“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「え!?」


綾香。
何てこと言うの?


綾香を見つめ、
目をまん丸にしたあたしに、


「あはは。
いーね。
その顔。
やめらんないね。
これは」


綾香はあたしの顔を見て、
ブブっとふきだした。


「もぉ!
綾香!!」


あたしの横を笑いながら通りすぎ、
前を歩く綾香の背中を軽くポカポカ叩くと、


「あんたの家族も。
あいつらも。
クラスの連中も。
どーりで、遥に甘いわけだ」


振り返ることなく歩みを続け、
綾香の言葉は紡がれる。