渡瀬くんはチッチッと口で音をたて、
立てたひとさし指を横に振って、
「没収ー」
あたしの手からケータイを取り上げ、
ズボンのポケットにしまった。
「や。
返して」
手を伸ばしたあたしに、
「ダメー」
渡瀬くんは舌を出して、
あたしの机の上の教科書とノートを取り、
自分のと一緒に小脇に抱えて、歩き出した。
立てたひとさし指を横に振って、
「没収ー」
あたしの手からケータイを取り上げ、
ズボンのポケットにしまった。
「や。
返して」
手を伸ばしたあたしに、
「ダメー」
渡瀬くんは舌を出して、
あたしの机の上の教科書とノートを取り、
自分のと一緒に小脇に抱えて、歩き出した。

