「情けねぇ・・・」


遥の気持ちが一番なんて言っておきながら。


・・・オレ。
・・・結局。
・・・フラれるのが、怖いんじゃん。



「情けねぇ・・・」





小さくつぶやき、

目の上に手を乗せ、

悲鳴を上げる心を

見てみぬフリをして、

感情を閉じ込めることしか、




結局

オレには

・・・できなかった。