“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

出入り口を気にするも、

遥が入ってくる様子もなく。

・・・プールに行くか。

そう思っても、

オレと入れ違いに外に向かった征の存在が気になり、足が動くことはなく。




「情けねぇ・・・」


いくら理由をつけてみたって。


・・・オレ。
・・・好きな子に告白さえできない男だってさ。