“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「凌。
それ、返して」


凌に懇願しても、


「なんで?
いらねぇから、外したんだろ?」


凌の瞳はどんどん冷たくなるばかりで、




「じゃあ。
こんなもの。
捨てればいいじゃん」




凌は手に収めていたネックレスを、

躊躇なくプールめがけて投げ入れた。