“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

「ふーん。
いいじゃん。
似合ってる」



震える声で、言いたくもない言葉を吐き、

オレはマロンを足元に下ろして、きびすを返した。





そして、二人の姿が見えないところまで来て、

ポケットから箱を取り出し、

レストランの横のゴミ置き場に、

その箱を投げ捨てた。