“おさななじみ”に恋をする。上【上下完結】

あんなに
潤んでても。



あんなにさ
純粋な目を向けられたら。




・・・できねぇだろ?
そんな卑怯なこと。




だから、必死に自分を押しとどめて、
オレは呪文のように繰り返したんだ。



「遥はオレの大事な“おさななじみ”だから」


って言葉を・・・さ。