「う…う~ん、玲華の想い人…。」


やっぱり!
と美雪達は楽しそうだ。女の子だから恋の話しは好きなんだな。


「いいなぁ。あんなイケメンの幼馴染みっ!」


芽羽が言うと皆して首を縦に振る。
やっぱり、弘樹はイケメンの分類なんだ…


「そんなイケメンの幼馴染みがいたら他の男が目にはいらないんじゃない?」


悪戯な顔して美雪が呟くから玲華はびっくりした。
確かに弘樹はかっこいいと思うしイケメンの分類だっていうのも分かる。でも他の男の子もかっこいいと思うから…



「思わないよっ!だって弘樹よりかっこいい人はたくさんいるし、弘樹がイケメンの分類だっていうのは分かるけど、だからって他の男の子に目に入らないなんて事っ…」



「ふーん。そうなんだ。」



っ!!!!!


「ひっ…弘樹っ!」


体育館の中でも弘樹の話しをしていたら、いつの間にか後ろに弘樹が立っていた。しかもちょっと不機嫌そうだ…

美雪 以外の友達は目がハートになっている。弘樹はイケメンでフェロモンもすごいのかな?
玲華には分からないや。