はぁー。緊張するよ…。
もうすぐ、出発するんだ。

私は1番後ろの席そして隣は亜美。そして通路を挟んで、彼方の順に座っている。


「奏!彼方さんいるんだから、大丈夫よ」


「そーだよね。もう心配はしないことにするよ」


「それより、彼方さんってめっちゃかっこいいじゃん」

「うん。私にはもったいないよ…」

私達は彼方に聞こえないように、小声で話してた。