「一緒に住もう。そしたら、奏の体の事も、安心だし。何より一緒に居れる時間が長くなるしな。」


嬉しいな。毎日彼方と一緒に居れるなんて。


「うん。でも…私、体が弱いから、彼方にたくさん迷惑かけてしまう…。」


「そんなこと、考えるなよ。奏が辛い時は治してやりたい。全然迷惑なんかじゃないから。気にせず、俺を頼って」

「ありがとう。これからよろしくお願いします。」


彼方はああ言ってくれたけど、やっぱり自分の事は自分で何とかしたい。
頑張ろ。

「ああ。じゃあ、そろそろ俺ん家行くか?もう、荷物は運んであるから」


「はや。もぉ??……行く」