完全に止まった頃に、 「彼方…」 「ん??」 「気持ちが悪い…」 「は?あんなに回すからだろ」 って言いながら、私はお姫様抱っこしてもらった。 ベンチに下ろされた時、亜美は智貴君に肩を抱かれて来た。 「2人とも、ここに座ってて」 と言い、どっかに行ってしまった。 「亜美も気分悪いの?」 「うん。奏も?」 「あんなに回さなきゃよかったね」