「ありがとうございました。
今日は凄く楽しかったです」

私が車を降りようとした時だった。


「まって…。
…俺、奏のこと好きなんだけど」


えっ。ビックリした。
彼方さんが…私を好き。

「私も彼方さんが好きです。



「じゃあ付き合おっか。」

「はい。」

私たちは恋人になった。


「彼方さんじゃなくて、彼方って読んで。
後、仕事で忙しくて、あまり会えないかもしれない。寂しい思いさせて、ごめんな。」


その後、アドレスを交換して、彼方さんじゃなくて、彼方は帰って行った。