嬉しさでニコニコ?……ニヤニヤ?しながらヤツを見ていると……



「何だよ……
気持ちわりぃな…」


と若干引き気味に言われた。



「別にッ」


今の私は多分何を言われても怒らないよッ

たぶんッ!!



「でも、まぁ隠れ姫って女かぁ?
って思ったんだかな……」



ヤツは少し頭を掻きながらため息を吐いた。



「お前も隠れ姫、探してるのか?」



恐る恐る聞いてみると、

ヤツは少し考える素振りを見せて、
私をしばらく見つめると口を開いた。



「いるか、分かんねぇのに探すわけねぇだろ?噂だしな。


ただ本当にいるんならとっつかまえて豪華賞品とやらを貰うのも
悪くねぇかと思っただけだよ…。」