「やれ、やっぱり来たか」 地獄の覇者はちょうど合戦ごっこで遊んでいた。れいの暗闇の中で、かすりもしない敵の攻撃が面白くないらしい。 「主よ! マグヌムは連れて帰る!」 と、怒鳴ると、まるで玩具でも貸し借りしていたかのように、 「あー、いいよ。持ってって」 等という。 ぶすっとしたマグヌムに耳を近づけると、こんな話が出てきた。 「全力で来いとか言っておいて、都合が悪くなると腹痛だ、強く叩きすぎだ、と怒鳴るくせに、手を抜くと腰抜け呼ばわりだものな……やってられん。これはやってられん」