~天は赦さる~<~天へ送る風~完結編>


「君も言動に注意するんだな。あ、限度も考えて!」


 彼女がげんこつに息を吹きかけているのを見た王子は、途端に低姿勢。



 オオオオオ! ウオオオオオ!



 叫びを上げて業火に焼かれ、苦悶する亡者達。

 アレキサンドラは溜まらなくなったように懇願した。