「ちょ、無視しなくてもいいじゃんか!!」

天パの男の子は少し大きな声で怒鳴り、あたしのところまで駆け寄ってきた。


一体、何の用・・・。

あんまし、話かけるなっ


あたしは、彼のことをキッと睨みつけると彼は怯まず、笑顔でもう一度話しかけてきた。

「オレな、元々この島の住人だったんだー!!母ちゃんがまぁ・・・、倒れちゃって5日ぐらい東京いたんだけど。」

「・・・・・・」

「えっ、ちょ、なんか反応しようよ!!」

あたしは、真顔で彼のことを見つめていた。

勝手に話しかけてきたのはお前で、あたしは別に興味ないし。