「あたしも、素直じゃないですし。」 すると、彼女はオレのことをチラッと見てきた。 思わず、オレは胸が高鳴った。 え?? もしかしたら、皐月はオレと似た者同士なのかもしれないな。 だから、人形みたいなのかもしれない。 と、自分の高鳴った鼓動を誤魔化すようにオレは自分で自分に言い聞かしていた。 「そんなことないわよ、きっと皐月ちゃんは素直よ。」 母はお世辞なのだろうか、笑顔で言うが皐月は笑顔を見せることはなかった。 しばらく経ち、皐月は2階のオレの部屋の隣の部屋に越してきたのだ。