「はーい、そこの御二人さん人の家でイチャイチャすんなよー?」


すると、棗と葵があたしのドアの前で立っていた。

しかも、葵は顔を真っ赤にさせて棗の背中に隠れている。


「ごめん、皐月ちゃん…見るつもりはなかったんだけど…」


「まさか、ディープキスをする仲までとは。あと、キスマークつけちゃうなんてな。」


あたしは思い切り海のことを突き飛ばした。


勿論、今のあたしは顔が真っ赤であろう。


「な、皐月!!」

「…バーカ!!」


あたしが精一杯この場で言えたことは、「バーカ。」しか言えなかった。


ああ、恥ずかしすぎる…