「……ありがとう、純…」 手の中に収められていた物は、純らしい物であった。 その時、風が頬をかすめる。 私はその瞬間、身体が強ばるのがわかった。なぜなら、風の流れに乗って、私の耳へと声が届いたからだ。 その声は、まぎれもない、彼の声。