「そっか、良かったあ」 「"ナオ、ナオ"ってうっさいよ、いつも。 俺、奈緒華に嫉妬するもんな。」 「はは‥」 少し苦笑い。お姉ちゃんは、妹の私にすごくひっついてくる。 「まぁ、また家こいな。」 「ぅん!!来週の金曜日くらいに泊まりにいくょ。」 「そうか、そりゃ楽しみだっ」 そう笑って、私の髪をくしゃくしゃなでた。 「もうっやめてよっ」