告げた思いへの返答はやっぱりない。 「ごめん、そんなこと言われると我慢できない」 そのかわり、切なそうに彼がそう口にした。 むしろこの状況で言葉はいらないのかもしれない。 体の繋がりで気持ちを分かち合うのが正解なのかもしれない。 「いいよ」 彼と私の体が重なる。 悲しくなるくらいの懐かしさに甘い声が漏れた。