<春香>


思い切って言ったのに…


「修ちゃんのマンションに遊びに行ってもいい?」


困った顔して言ったんだ


「だーめ!いくら俺だからって独り暮らしの男の何処なんて簡単に行くもんじゃねぇよ」


「……修ちゃんだから行きたいのに!もう知らない…大嫌いだよ修ちゃんなんて」


勇気を振り絞って言ったのになんで解ってもらえないんだろう?


修ちゃんにとってあたしは何時までも
「妹みたいなもん」
なのだろうか


あたしの切ない片思いは何時まで続くのか…


振り向いてもらえないのだろうか?


あたしの切ない気持ちは何処に行くのだろうか


溢れる涙は止まらなかった