<春香>


気付くと2人を乗せたゴンドラは頂上を少し過ぎた所だった


思いも寄らぬ修ちゃんからの告白


あたし彼女になったんだ…ぼぉーっと考えてたら


修ちゃんがチュッとあたしの唇にキスをした


吃驚して修ちゃんを見るとニッと悪戯っぽく笑ってた


「もー修ちゃんのバカー」


「ハハッ怒るなよ」


修ちゃんを見つめてあたしは言う


「ちゃんとしてほしい…」


修ちゃんはふっと笑ってあたしを見た


そしてお互いの気持ちを確認するとそっと近付いた


あたしは静かに目を閉じた…


そして2人の唇は重なる何度も…何度も


初めての大人のキスに戸惑いながら修ちゃんのシャツをギュッと握った