夏の空は蒼く輝く



だからといって
今の私にツバサくんにとって
いい返事を返すことはできない

私は何を言っていいのか
わからなくて
黙り込んでしまった

そしてまたツバサくんが
口を開いた

「俺はこれ以上
 泣いてるお前の姿を
 見てらんねーんだよ。
 今はコウのことで
 頭がいっぱいかも
 しんねーけど
 絶対忘れさせてやる。
 俺のこと利用して良いから
 付き合って欲しい。」


ドキッ


ツバサくんの一言一言が
私の冷めた心に突き刺さる

ツバサくんがここまで私のことを
想ってくれてたなんて
知らなかった


「返事は
 今じゃなくていいから。」

そう言ってツバサくんは
屋上から出て行った

さっきまでツバサくんに
抱きしめられてた背中に
冷たい風が吹いた