夏の空は蒼く輝く



「・・・ツバサくん?」

「ハナ・・・好きだよ。」

「――――――――――っ!!」

私を抱きしめるツバサくんの腕に
少し力が入ったのがわかる

それと同時に震えているのも
伝わってくる

「ガキの頃からずっと・・・
 お前だけを想ってきた。」

「ツバサくん、何言って―――」

「本気だよ。
 ハナが好きだ。」

ギュッ

またツバサくんの腕に
力が入った

「でも・・・
 私、コウくんのこと―――」

「わかってる。
 わかってるけど、
 お前が・・・
 コウを想う気持ちと一緒で
 諦めらんねーんだよ。」

コウくん・・・
コウくんは私に告白されたとき
今の私と同じ気持ちに
なったのかな?

自分の事を
好きだと言ってくれた相手に
自分の気持ちを
伝えなければならない

たとえそれが相手の心を
傷つける答えでも・・・

そして相手が
自分に近ければ近いほど
余計に自分の心も傷つける