思ったことをはき出しても
私の心は晴れることはなかった
私は目に溜まった涙を拭って
教室にもどろうとしたとき
後ろには人がいた
「ツバサくん・・・。」
「ハナ、大丈夫か?」
「どうしてここに?」
「元々ここに居たんだけど
そしたらハナが入ってきて
その・・・泣いてたから。」
「そっか・・・
いつも変なとこ
見られちゃうね。」
「それ・・。」
ツバサくんの目線の先には
コウくんに渡すはずだった
チョコレートがあった
「コウくんに渡そうと
思ったんだけど
好きな子以外からは
受け取らないって・・・。」
「はぁ?
それ本当にコウが
言ったのか?」
「・・・うん。」
私に直接言ってないとしても
私とあの子の立場は
同じだから
結果は一緒だと思うし
「あーあ。
なんか疲れちゃったな。」
こんな想いするぐらいなら
好きになんてなりたくなかった
「ハナ・・・。」
ツバサくんは
後ろから私を優しく抱きしめた
壊れ物を扱うように
コウくんにフラれた
あの日のように・・・

