あたしは気付いたら大悟の腕の中に居た。 あったかい。 「俺たちが咲和を守っていこう。」 大悟は言った。 「うん…」 大悟はあたしを自分の体から離そうとした。 「もう少しこのままで居させて?」 今日はなんだか大悟に抱き締めていて欲しかった。 「幸、キスしてもいい?」 大悟が聞いてきた。 「えっ?それとこれとは話が別でしょお!?」 あたしは突然の質問に慌ててしまった。 「とやかく言うな。」 「んっ…」